nice! 2

satokuma
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最初に聴いたのはYouTubeの動画で紹介されている『手のひら』だった。
ソフィスティケートされたヴォーカルとアコースティックギターだけのデュオ。
その時ボクは余り印象には残らなかった。
録音状況が良好ではなく、エコーが効きすぎていて、ディティールがぼやけていた。ほんとに居間(LIVING)で演奏しているところを録音したみたい。
これで真価が分かるほどボクの耳は肥えていない。
で、サンプルに応募して今ピックアップされた10曲のサンプリングとボーナストラックの『LIVE IN LIVING'07』の3曲のサンプリングを手に入れて聴き終えた。
びっくりした。
一曲目のアコースティックギターのキレの良い厚く艶のあるサウンド、その後の千葉さんのシュガーヴォイスといってもいい涼やかな歌声と自作のバラードの質の高さ。
詩の世界がしっかり確立していてそれに載せられている音楽と声がぴたりと嵌っている。
これは並みのレーテストではない。
特にそれをはっきり感じたのはカヴァーされている5曲(ボーナストラックのスティングのEnglishman in New Yorkを含めると6曲だと思う)のセンスの良さと声質をしっかり熟知した選曲の卓越を聴いたときですね。
バカラックからメリーポピンズ、スティービー、なつかしどころのカヴァーだけど、ジョン・デンバーの曲の日本語ヴァージョンのカヴァーまで聞き入ってしまった。
サンプルなので途中でフェードアウトしてしまうのが残念至極。
聴き方は色々あるだろうけれど、確かに彼らはアコースティックの世界が持つちょっと閉じた世界で、癒されたいときに聴いてしまうと癖になりそうです。
生成(きなり)のままの羊毛の暖かさを持つ市川さんのアコースティックギターのフォーマットの上で茎の低いヨーロッパの芝生によく見えるような小さくて白いデイジーがぽつんと咲いている。
ボクはそのくるまれるような雰囲気を、疲れてささくれ立った心と手をどこに置いていいか分からないような真夜中に聴きたい。
ヘッドフォンの中に創られる親密な空間一杯に響き渡ってボクの内側から心を押し上げて、優しく手を引いて起こしてくれるような雰囲気に満ちています。
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