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Blogの中の猫たち-164 [Blogの中の猫]

のん気にゃん

Bee01.jpg
あずき さんちのビーちゃん

牛柄

アズキさんちには牛柄の猫たち3匹と黒猫が一匹住んでいる。


写真からはどこからが眉間で何処までが口なのかよくわからないソーヤ、ちょっと小さいチャミ、今回紹介するビータ(ビー太なのかも知れない。)そして黒猫のネネ。
性別はわからないけれど、何となくそうじゃないかなと思うのだけど、外れると失礼なので書かない。
チャミとビーちゃんはお顔の柄行が似ている。
Kontentenさんちのエル系の顔である。

Bee02.jpg


ビーちゃんのは額の白の領域が大きくてその分目の切れ上がりが大きく見え、針目になったときは結構鋭い野性を感じる顔つきになるのではないかと想像する。
でもここで参考にしたのは写真画像が小さい上にストロボが瞳に跳ねていて緑色。
従って周囲の色がどういう色なのかが掴みにくい。
まあ、猫の牛柄系の瞳の色は大体同じなのだけど、そんなに深い緑ではないようで、平均的なところで妥協したけれど、間違ってたらゴメンナサイ。
何処かで寝っ転がっている。
多分ソファか何かに寝っ転がって寝ていたところ、飼い主さんが肉薄して写真を撮ろうとしたのかな。
フラッシュ・アイになっているけれど、黒目に変えたら少し咎めるような表情が出た。


Bee03.jpg


音楽はエドゥアルド・グリーグの抒情小曲集から第1番アリエッタ2番子守歌第3番蝶々第4番孤独な旅人 鋼鉄のピアニストと呼ばれたギレリスの硬質のソノリティが、意外なほどこの北欧のリリカルな音楽によく合います。粗雑物のない透明な音の中で映える音楽です。
残念ながらソースが悪いのか高音の音がビビリます。

 

 

 

Grieg: Lyric Pieces / Emil Gilels

Grieg: Lyric Pieces / Emil Gilels

  • アーティスト: Edvard Grieg,Emil Gilels
  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2000/03/29
  • メディア: CD

Grieg: Lyric Pieces

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Essential Media Mod
  • 発売日: 2012/08/08
  • メディア: CD

Grieg: Lyric Pieces for Piano (Dig)

Grieg: Lyric Pieces for Piano (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Deutsche Gram France
  • 発売日: 2006/08/08
  • メディア: CD

Grieg;Lyric Pieces

Grieg;Lyric Pieces

  • アーティスト: Edvard Grieg,Juhani Lagerspetz
  • 出版社/メーカー: Finlandia
  • 発売日: 1996/08/28
  • メディア: CD

Grieg: Lyric Pieces

Grieg: Lyric Pieces

  • アーティスト: Edvard Grieg,Leif Ove Andsnes
  • 出版社/メーカー: EMI Classics
  • 発売日: 2002/02/20
  • メディア: CD

Lyric Pieces

Lyric Pieces

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MD&G Records
  • 発売日: 2004/11/23
  • メディア: CD





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悲しみの重さ [音楽]


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ハンス・プフィッツナー/悲歌 op.45

 

正確には悲歌と輪舞作品 45 


『悲歌』穏やかに-アンダンテ・トランクィロ
『輪舞』ロンド-アレグロ・モデラート

200px-Hans_Pfitzner.jpg

1940年の作品。
20世紀に至って今だにそのアンサンブルにドイツロマン派の矜持を持ち続ける。
現代的に軽快に、スピーディに仕上げられることもなく、さも「悲しい」という即物的なタイトルへの阿りもない。
重層的で金管の特性を生かしつつ、弦楽が歌う。
ブルックナーの後ろ姿にマーラーの影が重なる。
後者と同時代に生き、互いに才能を認めていたにしろ、できあがってきた音楽には膨張してゆく弦楽器の嫋々とした旋律の流れよりも、むしろ柔らかなオーボエやクラリネットの艶のある音の滑らかな流れを感じさせる。
重層的に対位される弦楽と低音楽器群が不穏な翳りを纏いながら滔々と流れる。
ホルンの重奏から音楽はロンドに移る。
彼の真骨頂は、自分ではほとんどここで留め置くという意識が働かなかったのではないかと思うほど長く続く抒情の歌が何と言っても聴きものだろう。
ここでそれにあたるのは前半の『悲歌』の部分。
ボクの持っているエレジーという音楽のイメージよりも、この音楽には独特の重さがある。
誰が言ったか「日陰の大作曲家」。
後半の舞曲そのものにも、何か物狂おしい気分が潜んでいる。

管弦楽法の熟達は同時代の作曲家に劣後するものではない。
最後のドイツロマンティシズムの体現者であり、ドイツ的であることに異様に固執した。
構築し、堅牢な音構造に執着する。
なのにそこに歌がある。
頑迷なまでドイツ的。
それが彼を政治的な広告塔として利用することを思いつく輩の思いを受け容れてしまう隙にもなっている。
残念なことに彼の名は未だにその影響をぬぐい去ることができないでいる。
ズビン・メータがイスラエルフィルを振った演奏会でワグナーを演奏して物議を醸し出したのは30年ほど前だった。
時代は進んだようでも過去から完全に離れきってはいない。
まだわれわれが今いる場所は大戦の悲劇を大きなスパンで眺めるほど遠くに来たわけではないのだ。

『悲歌』の部分。残念ながら終わりの部分が切れてしまっている。

 


 

 

プフィッツナー:管弦楽曲&協奏曲集(5枚組)

プフィッツナー:管弦楽曲&協奏曲集(5枚組)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CPO
  • 発売日: 1987/10/01
  • メディア: CD

プフィッツナー:交響曲 第1番嬰ハ短調Op.36a/悲歌と輪舞Op.45/幻想曲Op.56

プフィッツナー:交響曲 第1番嬰ハ短調Op.36a/悲歌と輪舞Op.45/幻想曲Op.56

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CPO
  • 発売日: 1987/10/01
  • メディア: CD





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簡明と純粋 [音楽]

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ギヨーム・ルクー/ピアノのための3つの小品1892年

第1曲 無言歌
第2曲 忘れられたワルツ
第3曲 喜びの舞踏

 

ruku.jpg   無言歌のほつほつと呟くような旋律がまとう寂寥。
最初の1音を弾き出したとき、その音の芯にある解けかかったペルソナが次の指先に伝わってゆく。
彼の音楽は心から穏やかに揮発してゆくような感覚で生み出されたのではなさそうで、晴れやかに聞こえてもそこに「何故切ないのか」という自問が貼り付いている。
忘れられたワルツは、そこから和らいでゆく痛みにそっと呼吸を深めてゆくような優しい旋律がステップを踏む。
時折思い出すように第1曲の旋律が浮かぶ。
次第に舞曲の気品を取り込むように大きく円を描きながら息の切れる寸前まで円かな気分が続く。
喜びの舞踏は彼の音楽の中でおそらく最も活き活きした気分を反映している。
思い出しながら、口元に笑みが浮かんでいるのを気づかずに。
とても即興的な雰囲気を持っています。
言葉はシンプルでそれが雰囲気にとても合っている。
彼のポートレートは少ないですが、明かりを付けない土壁の部屋から窓の外からさし込んでくる薄明の日射しを瞬きせずに見上げているようなこの絵が好きです。

 

 

 

Melodies & Piano Pieces

Melodies & Piano Pieces

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ricercar
  • 発売日: 1995/11/01
  • メディア: CD





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たまにワンちゃん [Special]

A happy feeling 
チョコシナモンさんちのレディ・アン

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ほんのたまにだけれど、気分を変えて犬を描くことがある。
何頭か今までも描いたけれど、ここしばらく描いてなかった。
チョコシナモンさんは無精なボクのブログに時々来て下さる。
ボクはホントにniceしか返せてないんだけど、
彼女のブログのパンを見るのは楽しみです。
見ていて食べたくなって休みの日は少し車を飛ばしてパン屋さんに走り、
ベーグルやら何やら買い込んで昼食を済ませたりするので、うちの奥さんが
できたてにそそられ、つい買い込んでしまうボクに対して
「自分で食べる分だけ買ってきてね」とやんわり抗議することしばしばです。

変化球だったけど、あのいかの塩辛にも大変惹かれました。
肝臓の色がそのまま出ていてさぞや白いご飯の上に載せたらと思うと
唾が出てきましたね。
目と胃袋は詩的なレベルで繋がっているようで
たくさん同じかたちのパンが並んでいるのを見ると
頭の中で焼きたてのパンの香りが立ちます。
ああいうリズム感のある画像を見せられると
お腹が減りますね。

そうそう、チョコシナモンさんのアンちゃんでした。

Lady- Ann02.jpg


『チワワ』は末の娘が飼いたい犬のひとつですが、
来春県外へ出るので我慢するのだそうです。
口元のラインと目に苦しみ何度か描き直したあげく、最後に
バランスに苦しんだ一枚になりました。
おそまつ。

Lady- Ann03.jpg


音楽は年の瀬に気分揺ったりとブルックナーの弦楽五重奏曲からアダージオを。
テンポがもの凄く遅いけれど、古雅な楽器の音色が非常に美しい演奏です。
暮れまでに終わらさなければならない仕事につい気分がささくれ立ってきますが、
この音楽には曰く言い難い魂への慰撫があります。





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痛哭 [音楽]

ruku.jpg

 

Guillaume Lekeu


俯いたまま光から目をそらしたままの瞳は輝かず、彼が21歳の時にこの作品は書かれた。
心から尊敬し、師事したセザール・フランクを失った悲痛は深く、何処までも沈んでゆく痛哭の深みに身じろぎもせず身を任せている。
恐ろしく感傷的でありながら、その音楽は静謐を究め、詩的である。
24歳という年齢はまだ始まったばかりの彼の音楽家としてのキャリアの終着点だったが、100を超える霊感の破片が未完の音楽として残っている。
彼の中に溢れていた音楽の無数の可能性は、彼が完成し、今演奏されている作品を聴けばよくわかる。
『記憶の青白い花』
他の訳もあるかも知れないけれど、この音楽に付けられた副題はモノクロームギリギリで血の気を保っているこの作品を最もよく表しているように思える。
豊かな感受性を持つ若さが直面した喪失感は音楽の形をとって伝えられ、その純粋さと思いの深さに老いてきたボクの感性すら動揺させずには置かない。

中間部高音のバイオリンが薄明の管弦楽の淡い色彩の中でしばし、彼の想い出の楽しい部分に近づく。
ゲネラルパウゼの後の透明な感傷は、彼の手のひらにあった大切な想い出が、もうそこに形をなしていないのを否応なしに気づかせる。
象徴的な悲痛の音形は、重層的に様々な形のまま重ねられ、次第に厚く心を包んでゆく。
別れを告げるようにチェロが歌いヴァイオリンが天に昇る。


ギヨーム・ルクー/オーケストラ・弦楽四重奏のためのアダージオop.3 1891年



Lekeu : Musique de Chambre

Lekeu : Musique de Chambre

  • アーティスト: Guillaume Lekeu,Ensemble Musique Oblique,Rachel Yakar,Isabelle Veyrier
  • 出版社/メーカー: HARMONIA MUNDI FRANCE
  • 発売日: 1999/03/09
  • メディア: CD

Orchestral Works

Orchestral Works

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ricercar
  • メディア: CD





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Blogの中の猫たち-163 [Blogの中の猫]

CHOCOHOLIC

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minmin さんちの『きなこ』さん。

茶トラ系

チョコホリックというタイトルは白玉汁粉が出てくるように別にチョコを食することに熱中しているのではなくて『きなこ』さんに先住するワンちゃんへの熱なんでしょうね。
飼い主さんの愛情を一身に受けていたはずなので、後から出現した『きなこ』には心穏やかならぬものがあるかも知れない。
そこはしかし、社会性の動物だから、自我の固まりのような猫属相手にも協調するところはしているようです。大人だね。
ところで肝心の猫さんの方だけど、なかなかクッキリした顔立ちで、目も円ら。

Kinako02.jpg


10月の初め頃の記事だったか、きなこさんが固まっている記事があった。
ハムスターみたいに固まるみたいだけど、叩かれた後の目線がおかしかった。
戻ってきた瞬間て言うか、我に返った瞬間がね。
ところでこの猫ちゃんはもう、描こうと思ってたポーズが決まってて、何度かデッサンし直したけれど、線を決めてからは早かった。
さび系と違って基本的には黄茶の濃淡で押し切れる。
でも、いつもいい訳として書くことだけど、室内の光の色や体毛の白のバランスから本当の生の色はわからない。
古生物なら現在の動物の体色のイメージを使うンだけどね。
例えば今のタイトルバックの古代の大魚クシファクティヌスの体色はマヒマヒ(シイラ)のオスの体色を意識している。
白は純白ではない。純白のイメージを作るにはそこに白に近い灰色やクロームイエローや様々な混色が必要になる。
その中に純白が混ざることで白が浮き立つ。
当たり前だけどね。白のキャンバスに白い雪は描けないからね。
ボクはこの『きなこ』のポーズが気に入っています。

Kinako03.jpg


音楽はモーツァルト ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K333から第3楽章を
グルダの1989年ミュンヘンでのコンサートライブから
この曲特に第1楽章はその類似性からロンドンのバッハと呼んでモーツァルトが生涯を通じて敬意を示していたヨハン・クリスティアン・バッハへのオマージュとして書かれたという説が有力だけど、そうなるとK333という作品番号はつじつまが合わない。
この第3楽章はこの作品で最もモーツァルトの自由が出ている彼の音楽。

 

 

 







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隔靴掻痒 [音楽]


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レスピーギ/弦楽四重奏曲ニ短調 1909年
”芸術は明るい重要なのは生きることだ”

 

第1楽章 アレグロ- メノ -テンポI - メノ - メノ モッソ(あまり急がず) エ モルト カルモ(もっと穏やかに)
第2楽章  レンタメンテ コン トリステッサ ゆっくり悲しみを持って
第3楽章 プレスト - メノ モッソ- アレグレット- テンポ I
第4楽章 アレグロ エネルジーコ


respighi.jpg  レスピーギは7曲の四重奏曲を残している。
そのうちの番号付きの2曲は1890年代の習作だと言われ、単一楽章のものやヴィオラ四重奏曲と呼ばれるもの、ドリア旋法による四重奏曲というものを除いてオーソドックスな作品としては先に紹介したニ長調(1907年)とその2年後に作曲されたこのに短調のものがカタログに載る。

以前にも少し書いたが、彼の弦楽アンサンブルは重層的な対位法の構造の中でフレキシブルな重奏が展開するようなものではない。
ボクの音楽体験が感性に枷をかけてしまっているのかも知れないが、ニ長調では長所だと感じたものがここではすこし『?』と思わせる。
ひとつの旋律線があり、その音楽の糸を四つの楽器で終わりまで紡いで行く、モノフォニックな感覚が生きている。
もっとも紡がれる歌が単調なものであるというわけでもなく、様々に様相が変わってゆく。
考え過ぎないように単純に次々と紡ぎ出される旋律が長く短く繋がった線のまま揺れて流れてゆく様子に耳を傾けることにする。
それぞれの楽器から引き出される音色は滲んで別の音色を醸し出すのではなく、ヴァイオリンからチェロまでの音の際が全て混じらずに際立っている。
弦楽四重奏曲はこうだという先入観をどうしても捨てきれずに、よくわからないまま今に至ってる。
楽章に意味があるかというところまで考えた。
第4楽章にいたって歌の中に楽器間の息づかいが極めて近づいたと感じたときほんの数瞬明確に対位するテーマを聴いた。

うーん。
昔、同じようなバレ句を書いたことがあるが、それを重ねて用いれば
”レスピーギ 何処が尻やら 頭やら”とういうところか。

第1楽章をどうぞ。
近代的なリリシズムに満ちた歌の楽章。
もともとこんな重奏もありなのだろうと思うけれど、いまひとつドイツロマン主義に浸りすぎたのか吹っ切れない聴き方しかできていない自分がもどかしい。

 

 

Respighi: the String Quartets

Respighi: the String Quartets

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Dynamic
  • 発売日: 2001/03/05
  • メディア: CD






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ショーソンの室内楽への一歩 [音楽]

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エルネスト・ショーソン/ピアノ三重奏曲ト短調op.3


第1楽章 Pas Trop lent あまり遅くなく 
第2楽章 Vite 速く
第3楽章 Assez lent 十分に遅く
第4楽章 Anime 活き活きと

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ショーソンの室内楽は大好きなのだけど、彼の室内楽を聴き始めるきっかけになったものがこのピアノトリオの第3楽章だった。
確かブログを始めて1年くらい経った頃に一度記事にしている。
当時はYouTubeも知らなくて、ソネブロの5メガまでの音楽ソースをアップロードする形で紹介したりしていた。
文章表現で聴いたような感じがするように工夫するのはなかなかに面白かったけれど、動画が自由に(今はまた不自由になってきたけど)使用出来ることは
言葉の役割を軽くするところがあって、楽にはなったね。
善し悪しはあるのだろうけどね。

この作品はショーソン26歳の時の作品。
作品3という初期のものだけれど、構成や内容には充実感がある。
ここから彼の未完に終わった弦楽四重奏曲までもう一度ポツポツ辿ってみようと思っている。
彼が書いたまだあまり耳馴染みのない曲も素敵で美しい。
さすがにYouTubeでもCDに録音されたものよりも何処かのコンサートで演奏されているものが多くなる。
室内楽だけでなく、器楽曲(ピアノの小さな作品を聴いても彼の作品はサロンを出て自分を覗き込んでいる。
それ故にフランス近代の音楽が持つ軽妙さや洒脱の利いたメロディよりも内省に踏み込んだ取っ付きにくさがあり、少し気むずかしくもある。
情熱を鼓舞し外に向かっている姿よりも俯いたまま裡に沸き上がる熱を命の螺旋に向かって飛翔させる。


Pas Trop Lent - Anime
暗いピアノのバスから入り、チェロ、ヴァイオリンと独特の香気に充ちた弦楽の使い方で音楽がゆったりと揺れながら入ってくる。
まるで葬送のような主題が一転、動的に弾ける。
気分の転換が早く、それが凛とした気品に満ちていて、徐々に熱を帯びて盛り上がってゆく。ロマンティックな音楽。

Vite - Tres Vite
スケルツォなのだろうね。コケティッシュな魅力のある洒落たリズムの中にしなやかな歌が挿入されている。

Assez Lent
緩やかで穏やかなピアノから始まり、憂鬱なチェロの低い歌が流れ、ピアノが寄り添いながらヴァイオリンの歌を誘う様に優しい響きを奏でる。
チェロとヴァイオリンのロマンティックなメロディが厚いピアノのフォーマットの上で繰り広げられる薄明かりの中の魂の葬送。
薄暮に滲む光の様なピアノのかすかな音色にからむチェロとヴァイオリンの控えめな歌。
生き物のように対位される音楽の糸が絡むことなく太くなり熱を帯びては細くなり静まって行く。
美しい楽章。


Anime
憂いのあるヴァイオリンが歌う楽器の本領を発揮し生き生きとしたフィナーレを作ってゆく。
旋律が起伏に起伏に富んでいて複雑な中にピアノが生き生きと絡んでゆきます。
好きな楽章です。

 

紹介するのは第3楽章 久しぶりに聴いたけれど美しい。



Ravel/Chausson;Piano Trios

Ravel/Chausson;Piano Trios

  • アーティスト: Maurice Ravel,Ernest Chauson,Beaux Arts Trio
  • 出版社/メーカー: Philips
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

フランス・ロマン派のピアノ三重奏曲集 (Trios avec piano / Piano Trios - Chaminade | Debussy | Lenormand / Trio Chausson) [輸入盤]

フランス・ロマン派のピアノ三重奏曲集 (Trios avec piano / Piano Trios - Chaminade | Debussy | Lenormand / Trio Chausson) [輸入盤]

  • アーティスト: トリオ・ショーソン,シャミナード,ドビュッシー,ルネ・ルノルマン
  • 出版社/メーカー: Mirare France
  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: CD

Chausson/Ravel:Piano Trios

Chausson/Ravel:Piano Trios

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cypres
  • 発売日: 1999/02/26
  • メディア: CD

French Piano Trios: Chausson, Debussy, Emmanuel

French Piano Trios: Chausson, Debussy, Emmanuel

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: K617 Records France
  • 発売日: 1995/03/14
  • メディア: CD

Chausson/Smetana: Piano Trios

Chausson/Smetana: Piano Trios

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ebs
  • メディア: CD

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