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風変わり民族楽派 [音楽]

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ズデニェク・フィビヒ/詩曲(ヴァイオリンとピアノ版)

この曲については様々なパターンがあってどの組み合わせが元曲なのかよくわからない。
強いて言えばピアノ曲集として「気分・印象と追憶」第1集第139番辺りか。
この作曲家は名前は知っていてドヴォルザークが食傷気味であったときによく交響曲を聴いたことがある程度だった。
音楽の質は国民楽派というよりもドイツロマン主義という枠内に収まりそうなものだと思うけれど、選択されるテーマがなつかしい田舎の音楽を大切にしているところがあって、その辺が国民楽派という振り分けをされているところだと思う。
この曲は本当に多くのバージョンがあってどれがどれやらわからない。
このヴァイオリンとピアノ版は彼の個人的な作品集とも言える「気分・印象と追憶」の第139番をヴァイオリニストヤン・クーベリックが編曲したものだそうだ。オーケストラ版はどうなんだろうね。
いずれにしても、何処かなつかしく何処かできっと耳にしたような記憶がしぶとくボクを突っついてくる。
室内楽にも聴きものがあるが、ピアノ五重奏曲はともかくピアノ四重奏曲今のところちょっと聴く機会がないのが残念。
この旋律がもともとあった民謡なのか彼のオリジナルなのかはわからないけれど、何ともふくよかで円か。
49歳とあまり長生きした方ではないけれど、彼の人生は音楽家として立つ以前からドヴォルザークやヤナーチェクのように、ピアノがないという苦しい生活とは縁がなかった。
恋多く、ピアノ曲の多くが私生活の追憶のような優しさに満ちている。
福徳円満というのは遠慮したい芸術的状況であるけれど、育ちのよさが素直に出たこの作品はいいね。

 



Romance for Violin & Orchestra

Romance for Violin & Orchestra

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Classico
  • 発売日: 1996/07/09
  • メディア: CD

Works for Violin & Piano

Works for Violin & Piano

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Supraphon
  • 発売日: 2000/11/21
  • メディア: CD





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Blogの中の猫たち-166 [Blogの中の猫]

メタボの散歩道2

Ginjirou01.jpg
島猫さんちの銀次郎


『様』とか『君』とかで呼ぶのが憚られる。
硬派銀次郎。
いい名前です。眉間に深い皺を刻んで俯き加減で目を閉じていうる姿もよかった(寝てんじゃないか?とも思うけど)
差し込む日射しに明順応が遅れ気味の絵がまたよかった。
でも、目が開いてるともっといい。
そういう絵がこの銀ちゃんは極端に少ない。

この画像の元写真はおはなちゃんとのツーショットでしたが、目がとても気に入ったのでおはなちゃんをカットしちゃいました。
彼女にはまたの機会に登場していただきましょう。

Ginjirou02.jpg



銀次郎はほとんど寝てますね。
寝子=猫の本分を頑なに守って(単にグーたれているのか?)年を経た風格がありますね。
人間なら白髪交じりの角刈りで着流しのまま、縁側で片膝を立てて、じっと目を閉じている風のイメージが勝手にできあがっております。


銀ちゃん長生きしてね。

Ginjirou03.jpg

音楽はイタリアの絶対音楽作家。ジオゼッペ・マルトゥッチのノットゥルノNo.1作品70
この作曲家はイタリアの作曲家には本当に珍しく、オペラを一曲も書いていない。
ひたすら管弦楽を室内楽を器楽曲を書き続けた。
シンフォニストとしてかなり練り込んだ管弦楽法を獲得していて、トスカニーニが手勢のNBC交響楽団を振って彼の主要な作品の録音を録音に残している。
とても熱気の感じられる演奏がYouTubeでも聴ける。
交響曲やピアノ協奏曲4曲は既に紹介済みだけれど、ここではもう少し軽めの夜想曲の抒情を。
この曲は印象主義的な構成を持っている。
レスピーギが得意そうなレパートリーだけれど、よりシンフォニック。
ま、ちょっと我慢してお聴き下され。

 

 




Martucci/Respighi;La Canozo

Martucci/Respighi;La Canozo

  • アーティスト: Giuseppe Martucci,Ottorino Respighi,Jésus López-Cobos,Brigitte Balleys,Lausanne Chamber Orchestra
  • 出版社/メーカー: Claves
  • メディア: CD








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ひそやかな音楽第1巻  [音楽]

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フェデリコ・モンポウ/密やかな音楽第1巻全9曲 1959年

第1曲 天使のように=Angelico
第2曲 レント
第3曲 穏やかに=Placide
第4曲 悲しく苦しげに=Affito e peneso
第5曲 指示無し
第6曲 レント
第7曲 レント
第8曲 単純に=Semplice
第9曲 レント


images.jpg    4巻からなる全28曲のピアノ曲。
その第1巻全9曲。
モンポウの後期の代表作にあげられる。
タイトルはスペインの神秘主義的思想家であり詩人であったサン・フアン・デ・ラ・クルス(名前からして神秘主義的)の作品の一節から採られているそうだ。
ただ、採られた意味合いがその『十字架の聖ヨハネ』氏の書いた意味をそのまま援用しているとも思われない。
モンポウ自身はこの作品のタイトルである『Musica callada』を『静かな音楽』とか『密やかな音楽』とか言う意味合いに採ることを拒んでいるわけではないが、この言葉をスペイン語以外で表現したり、説明しようとすることは難しいと話している
でも、それは言葉の問題ではなくて、血の中にある民族的ニュアンスなのだから、音楽的に受ける印象をボクらが自身の血で理解することは否定しているものでもないだろう。
芸術は多かれ少なかれ、そのような感覚があるものだ。
西洋音楽を開き直って聴いているジジイにとって、ドイツ絶対音楽に演歌のニュアンスを聴くことだってあるのだから。
で、第1曲から『天使のように』というタイトルが付く。
決して高く飛翔しないけれど、モノクロームの風景の中、目線の下に子供達の無辜が微笑んでいる。
第9曲までテンポはとてもゆっくりしている。これは第4巻まで共通する印象だね。
人の過ごしている時間の中で、安らかな時を過ごす肉体が持つリズム。
右心房から左心房へ巡る23から28秒の血の流れが生む『心』という啓示に向かう物理から離れてゆく、感応する名状しがたい抽象。
楽曲を整えるバリエーションなど考えていまい。
まして、この音楽達をひとまとめにして括る作業も、初めから意図的にあったものとも思われない。
人がもともと持っている羊水の中の知覚。
音を変え、旋律を変えて同じところに響いてくる音楽をくり返し伝えてくる。
ひっそりと伝えやすく、知覚しやすい命のリズムで。
第5曲の一聴サティを思わせるような独特の『金属和音』も決して刺さることなく、羊水の中に浮かぶような人の知覚に、遠慮がちに触手を伸ばして触れてくる。
どの曲も鋭さからは無縁の表現を重ねている。
それでいて一端くっついてしまうとどこから剥がしていいかわからないほど同化する。
ピアノの音はクリアであることが大前提。シゲティのバッハのように弾くことは思索的な印象を与えすぎる。右手と左手の距離感が判るくらいクリアであれば音楽はその間から自分から立ち上がってくる。

全9曲続けて聴いても16、7分。集中しましょうや。

 

 



Mompou: Musica Callada

Mompou: Musica Callada

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mdg
  • 発売日: 2013/03/12
  • メディア: CD
Musica Callada

Musica Callada

  • アーティスト: Federico Mompou,Herbert Henck
  • 出版社/メーカー: Ecm Import
  • 発売日: 1995/05/15
  • メディア: CD
Musica Callada/El Pont/Muntanya

Musica Callada/El Pont/Muntanya

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2002/06/03
  • メディア: CD
モンポウ:ひそやかな音楽(全28曲)、3つの変奏曲 (Mompou : Musica callada / Javier Perianes) [輸入盤]

モンポウ:ひそやかな音楽(全28曲)、3つの変奏曲 (Mompou : Musica callada / Javier Perianes) [輸入盤]

  • アーティスト: モンポウ,ハヴィエル・ペリアネス( ピアノ)
  • 出版社/メーカー: harmonia mundi France
  • 発売日: 2012/06/20
  • メディア: CD
モンポウ:沈黙の音楽

モンポウ:沈黙の音楽

  • アーティスト: 高橋悠治,モンポウ
  • 出版社/メーカー: フォンテック
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD
Mompou;Musica Callada

Mompou;Musica Callada

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mandala
  • 発売日: 1995/03/21
  • メディア: CD
Musica Callada

Musica Callada

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Msr Classics
  • 発売日: 2008/11/11
  • メディア: CD
Musica Callada

Musica Callada

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Zefir Records
  • 発売日: 2007/02/02
  • メディア: CD





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坊主憎けりゃ袈裟まで憎い [音楽]


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ゲオルギー・カトゥアール(ジョルジュ・カトワール)/ピアノ四重奏曲イ短調op.31

第1楽章 モデラート-アレグロ モデラート
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 モルト・アレグロ


JC.jpg

ロシア生まれ(1861-1926)。抜群の成績で数学者を目指しながら音楽家に転じ、師事した先生の影響もあるのかも知れないが、カオスの音楽家リヒャルト・ワグナーに傾倒し、ワグネリアンを自称。
原点主義者、国民楽派のただ中で、それは勢い評価の低下に繋がる。
リムスキーコルサコフなんかは御大チャイコフスキーに頼まれても、嫌悪していた彼をただの1度教えたのみで追い返している。
生涯、音楽家としての彼は音楽界からの理解も、家族からの支持もなく、孤独を味わった。
そこには彼自身の個性の問題もあったろうし、他人と上手くつきあえない我の強さもあったかと想像する。
才能はある。
残された作品は特にピアノ曲の洗練は秀逸。
初期のスクリャービンを思わせる作風だけれど、ヴィルトゥオーソ形のピアニストでもあった彼の資質にもよるのだろう。
残された作品はあまりないけれど、彼が音楽的基礎を学んだドイツ的と言うよりも、フランス風のアンサンブルが洗練されている。
ワグナー風の構成からは室内楽も古典的様式よりも、3楽章形式の幻想曲風のものが目立つ。
ピアノ曲はピアノ界のサイボーグ、アンドレ・アムランが意識的に演奏している。
ヴァイオリン・ソナタやエレジーはゴールデンワイザーの伴奏か何かで壮年期のオイストラフが演奏しているソースをYouTubeで聴ける。(この頃のオイストラフはソヴィエトの広告塔であったから自国の作曲家は何でも弾いたので、共感しているかどうかはちと測りかねるけど。)
この作品31もゲオルギーというよりジョルジュといった方が似合いそうな作風である。
ワグナーも罪なものだね。

印象的な3音に導かれる弦楽アンサンブルが浮遊しながら絡み合う。
流れて崩れてゆく音の抒情的な閃きが一端光の届かない闇の底に落ちた後、細かい無数の塵のように舞い上がる。
メロディアスなチェロと対をなす切れ切れのヴァイオリンの高音の中をピアノがロマンティックに繋いでゆく。
ラフマニノフがフォーレの影響を受けたようなそんなイメージがよぎる。チェロの動きが素晴らしい。
テーマの再現から燃え上がる息の長い旋律の中でもそれぞれの楽器のバランスがしっかりとそれぞれの旋律を描ききり、歌のようなピアノに3つの弦楽が追いついては万華鏡のように外に向かって開く。
夜の歌である。
この第1楽章は力はいってる。

ただ、第2楽章のアンダンテと第1楽章の間に基本的なテンポの相違はあまりない。
印象として凄く似通っている。
あえかな旋律の層が陽の差さぬ闇に薄く舞い落ちる。
ほつほつと切れるピアノの音が第1楽章を回想する中で、次第にアンダンテの弦楽アンサンブルに独自の線が浮かび上がる。
好きか嫌いかはともかくこの低音弦楽器とビブラートの効いた高音弦楽の時に離れて互いを聴くような距離から薄く層になった旋律を流し、時にはくっついたままユニゾンで作る微妙な強さは、あまりロシア音楽では聴いたことがない。
中間部で仄白い炎が揺らめくが、スクリャービンの初期のような、ラフマニノフを思わせるような濃密なロマンティシズムの中で穏やかに静寂が訪れる。
でも、朝は来ない。

終楽章のモルト・アレグロは繰り返されるヴァイオリンとピアノの音形の受け渡しがちょっとボクには不気味である。
死がそうっと同じ言葉を耳元で囁き続けるような、そんな奇妙な感覚。
ヴァイオリンはヒステリカルに歌うのではなく、心のバランスを欠いたようなひとつのフレーズを執拗に囁く。
堪えて聴き終わって顔を上げ、居眠りをしている自分に気づく。
背後に多くの重い人の気配がして振り返る勇気がなくてただじっと夜明けを待つような音楽です。

第3楽章とも思ったけれど、アンサンブルの特徴がよく出ている第1楽章を

 


Piano Trio Op.14 Piano Quartet Op.31 Elegy Op.26

Piano Trio Op.14 Piano Quartet Op.31 Elegy Op.26

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 2005/04/12
  • メディア: CD

  





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Blogの中の猫たち-165 [Blogの中の猫]

S&B Home

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sakubiwaさんちの枇杷君

新年一匹目。

微妙だが三毛?オス猫なら非常に珍しい。
『オイラ』と自称しているところを見るとオスなんだろうし、この面構えの年の取り方も男の風格が漂っている。
二毛かとも思ったけれど、目尻の延長線上には少し回りより濃い縞が見える。
背中の黒。地色の白、縞柄の三毛。と四捨五入で言えるのではないか。
牛柄ではない。茶色の微妙なグラデーション。
明確に三毛といいきれないけれど、そう思った方が幸せが多い。

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オスの三毛猫は幸運を運んでくる。
ちょっと、というか、下顎のたるみなんかは重量感があるね。
ドン・コルレオーネの風格がある。
モデルにした写真が少しセピアっぽかったのだけど、他の写真も結構そういった光加減で、自然光ではこうなるんだと、そのまま色を写した。
いつも言っているけれど、真っ白を描くには地色にしろは使えない。
ここでは写真の色をそのまま使った。
次は白猫か黒猫を描きたいと思っていたが、結局白でも黒でもないモデルを採用してしまった。



いつまでも元気で「オネエ」と一緒に。

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音楽はグラズノフの弦楽四重奏のためノのヴェレッテ作品15から第2曲オリエンタル。

 ノヴェレッテはまあ、『小品』程度の意味でしょうね。この人の音楽は意外と洗練されている。
ピアノ曲のあまり聴かれないけれど、夜想曲は素晴らしい詩的な音をもっている。
このノヴェレッテは、どことなく、ロシアと言うよりはリバーダンスのような乗りでいいね。
オリエンタルかというと『?』と感じるけれど、中間部のゆっくりした部分はそんな感じもする。

 







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海軍提督の音楽 [音楽]


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ジャン・クラ/弦楽三重曲 1926年


第1楽章 不明(記述無しとされるCDもある。)
第2楽章 レント
第3楽章 アニメ=活き活きと
第4楽章 トレ アニメ=とても活き活きと


jean_cras01.jpg   第1次世界大戦期『紅の豚』が飛んだアドリア海戦の司令官として名をあげた。
軍人という立場と軍医の家に生まれた数学的知識と創造力は、『クラーズ』と呼ばれる海図用分度器を中心としたクラーズ式海図装置の設計などにも名を残している。
生粋の軍人で、例えばロシアで言えばミャスコフスキーを思い浮かべる。
余技が専門的というと医者であったボロディン。どちらも寒い国の住人。
この人はフランス人で若いときの写真はかなりのイケメンである。
生涯友人であり続けたアンリ・デュパルクは彼のことを『精神的息子』と呼んだ。
この人は職業軍人が本職で、音楽はその余技にあたるのだろうけれど、その余技がかなりのレベルであり、自国での評価や現在の音楽出版業界でも、新たに取り上げ始めた人でもある。
この弦楽三重奏曲は室内楽において、この人のスタイルを知る上で避けて通れない傑作。
弦楽三重奏曲はシューベルトやベートーヴェンやレーガーなど扱った作曲家は多いけれど、様々な国の音楽に触れる機会があった海軍軍人としての彼の経験と自分の生まれ故郷のブルターニュの伝統音楽を精緻に編みあわせた完成品という独特の評価がある。
でも、それはボクにはわからない。
大体ブルターニュの伝統音楽がどんなものか、アフリカの旋律パターンがどんなものかよくわからないのだ。
ただ、第1楽章に聞こえてくる旋律の中に東洋的でありながら閉じない抒情が繰り返される部分は、ハイブリッドでありながら安定した美しさをもち、形が変わってゆく第2楽章にあっても、やはり同じ感覚で安らげるものをもたらす。
第1楽章は速度指定がわからない。
演奏で採られているテンポはアレグロか。
チェロの撥音の上をテーマが滑ってゆく。
現代的な響きを持ちながら全方位的な光の中に曖昧に揺れ動く香気ではなく、クッキリとした靱さが立つ。
ヴァイオリンとアルトヴァイオリン(ヴィオラ)の滑らかな交歓が美しい。
第2楽章の冒頭3つの楽器が弱音で奏するさほど高くない山の上から麓に兼ねて吹き下ろすような風を感じる旋律は多分作曲者には具体的なイメージがあったのだろうと想像させる。
とても微妙に仕組まれたアンサンブルの均衡は少しでもタイミングが狂うと美が一転醜になる。
第3楽章はローカリティを感じる舞曲。ヴァイオリンはほとんどピッチカート。ヴィオラが主旋律を弾くがこれがディキシーっぽい。ファンキーな音楽のやりとりが面白くて、20世紀の音楽だね。やっぱり。チェロのピチカートにもかなり即興的な間が必要であわせるのが難しそうな音楽です。
だんだん早くなるのですが、無弓動的なチェロの動きにヴァイオリンとヴィオラが重なってゆく。これはもうダンスですね。織り込まれた静の中にあるセンチメンタルな数瞬が非常に人間的な間合いの動きを感じさせます。
19世紀にはできない音楽ですね。

YouTubeではいくつかのライブとCD録音の音源がありましたが、この演奏が一番生きてました。この演奏は第3・第4楽章がとても魅力的でしたが、第1楽章も結構よかったので

 

CDは何種類か出ているはずだけれど、Amazon はあんまり熱心じゃないね。



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塩竃焼き [食]

 鯛の塩竃焼き

本日は長女が岐阜に帰るので休みです。
春休みには次女の卒業制作展を見に行くついでに彼氏を連れてくるので会ってくれといわれている。

まあ、よくあの男らしい娘と付き合って行けるものだと感心しているのだけれど、夫婦供にお目にかかるのを楽しみにしている。

正月3日にようやく休みを取り、携帯のスイッチを切り、引出にしまって妻の実家へ。
帰郷した長女と今年高校を卒業する次女をともなって年賀に。
義姉と義母と妻がそれぞれ料理を持ち寄り昼食を供にした。
土佐だから皿鉢料理もあるけれど、正直正月はそのてんこ盛りにもられる料理に
視覚的に満腹感を覚え、いつも食べ過ぎているような錯覚に陥る。

さわち.jpg




暮れに妻が手配した父の訪問マッサージの先生の実家が漁師らしく、お歳暮に真鯛を一匹贈ってくれたので
そいつで塩竃焼きをすることにした。
塩を1キロ、昆布とシソの青葉を準備し、まずボウルで卵の白身でメレンゲを作り、1キロの塩と合わせる。
鱗を取って腸を抜き、昆布と青葉を貼り付けた鯛のボディに長女とちっちゃい次女が白い塩粘土を塗りつけて行く。
ちょっと鯛が大きすぎて尻尾をカットし、面積を減そうと思ったんだけど、塩が足りなくなって少し足した。
後はメレンゲ作業で残っていた黄身を溶いて絵筆で鱗や目口を描き鯛の塩竃を作るだけ。
この作業は二人の子供達がごちゃごちゃ女どうしでしゃべりながら遊んでやっていた。
後はMikasaurusがレンジで1時間。

約束の時間に少し遅刻したが、無事持参することができた。
金槌で割るほど塩を使っていなかったので堅い表面を軽く叩くだけで割れてくれた。
シソの葉と魚のほんのり脂の匂いがしてしっとりした白身には上品な塩味が付いていて結構出来はよかった。
写真を撮っておいてくれといったのだが、ボクのパソコンのアドレスには中途半端な写真が送られてきていた。
残念だけどね。

塩竃焼き.jpg



まあ、来年は鱸辺りでやってみようかと言うことになっている。


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2014賀正 [Special]

予約投稿です。

uma0-2.jpg



年と共に同じ家で過ごす家族は少なくなって行きます。
末の娘も今年は大阪で漫画家修業。
まあ、ちと厳しいでしょうがね。
長男は相変わらず暮れも正月も音沙汰なし。
長女はといえば、これはもう就職活動が始まる時節となり、
研究室から出てこない。
それでも暮れから正月に書けては帰って来てますが。
親子それぞれの暮らしが始まり、
ジジイはそれなりに新たな年をどう過ごそうかと思いを巡らす暇を見つけようと
休暇予定表をいじくっております。
今年も忙しげな一年になりそうですが


皆様よろしくお願いいたします。

 

賀正


新年の一曲目は景気づけにローベルト・フォルクマンの交響曲第2番で
変ロ長調の春っぽい音楽です。

ドイツ・ロマン派の作曲家。室内楽やピアノ曲が中心ですが、管弦楽法にも長けていて、シンフォニストとしても立派なものです。





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