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桜を観にいって水を見る [雑考]

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先日まさにドンピシャリのタイミングで花見に行った。
花はまさに満開で、風はあったが暖かい1日でした。
もっともアルコールも何もなし、施設の入居者に楽しんで貰うための企画で総勢約40名ほどのじじばばの大集団。ボクもジジイだけど、入居者達にかかれば「この子」と言われる。
職員がテーブルやイスを運び、厨房が弁当の出前を行い、歌をうたって(コレがリード役の職員が何人かで歌うのだけど、付いて歌う方々が自分のペースで歌うものだから全てのパートがシンコペーションし、輪唱となる。)
お腹が空いて弁当を食べて後、ひとまとまりで散策していただく。
ジジイ何人かのばあさんの集団について行きながら後は職員に任せてゆっくりとしたペースで桜の満開の下を歩いた。
ここは家地川という四万十町の川にある簡易ダムの畔で、ここが上流

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ここが下流域になる。


daum04.jpg


ダムの上の歩道を歩いて携帯で撮影した写真だけれど、色はよくでている。
ダムの端には魚道が通り、今はご多分にもれず、これだけ綺麗な水の中にブラックバスが繁殖した。


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damu02.jpg




四万十川の支流であり、以前は新鮮な鮎の煌めきが川底に見えたという話だけれど、ブラックバスのおかげで絶滅に近い。
このゲームフィッシュだけは資源に関係なく、『リリース』というフェアプレイの精神のもとにアングラー達はゲームとして釣りを楽しみ地域の自然にはなにひとつ貢献することなく、魚を釣って、元に返してあげたと自己満足に浸る。
そこにいてはならない魚を誰にことわって放流したか。
鮎を釣る『釣師』が鮎をリリースするのは聞いたことがないから絶対数は減る一方だ。
ブラックバスはお人好しの比護の下に置かれ、毎年放流される稚魚を期待しつつ自らの子孫を繁栄させるサイクルを確立した。
助けたのは人間であり、鮎をこの川から駆逐しているのはブラックバスではなく、リリースするアングラーである。
何処が資源保護じゃ!?
不自然を保護し、自然を作為的に駆逐している。
ヤマメやイワナをリリースするのとは絶対的に意味が異なる。
ブラックバスを相手にするアングラーは鮎の稚魚もワカサギたちを『ベイト』=『餌』と称してバスの側に立って憚らない。
ゲームフィッシングは人間の原初の狩りに根ざす歴史を持つ。
その精神性は否定をしないし、ボクも釣りは好きである。
しかし、ブラックバスが日本のどの河川域にも存在する現実は許せない。
かつて日々暮らすだけの鮎をとって暮らしていた老人の見つめる川面近くでブラックバスを釣り上げて歓声を上げる若者を見ていて、彼に責任はなかろうが、淋しいと感じた。

 

 音楽はラフマニノフの前奏曲第4番ニ長調op.23-4

 


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コメント 4

こいちゃん

本当にね、ブラックバスはひどいですよ
うちのおっさんも釣りに行くと種類によってコレは何センチ以下は返すとか言ってますけど、メバルとかの話だし。
四万十から鮎が消えたらだめですよー
by こいちゃん (2012-04-10 19:31) 

nana_hyr

ブラックバス。鮎達には黒船にのった恐るべき集団でしょうね。
こうして記事を拝見するとやはり日本人の環境に対する気持ちや理解・取り組みが、すでにないものに感じます。
小さいころからの親からの伝授・学校からの教育、自身が関心を持つための足がかりが希薄なのでしょうかね・・・。
優しい旋律も騒々しい場所では美しく耳に届かない、静かな環境をつくることの方がはるかに難しいです。
by nana_hyr (2012-04-10 19:41) 

yakko

こんばんは。
満開の桜を楽しまれましたネ〜(^。^)
by yakko (2012-04-10 22:23) 

Silvermac

四万十川のダムは珍しいですね。
by Silvermac (2012-04-11 05:43) 

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